こんにちは、kumaです。
皆さんtofubeatsって知っていますか?
音楽が好きな方なら聞いたことが多いのではないでしょうか?
有名な人気アーティストですよね。
今日は
「tofubeatsに見る、地方発のクリエイティブ発信力について」です。
・tofubeatsを聞いたことはあるけど詳しくは知らない、聞いてみたい。
・地方に住んでいて、新しいことや挑戦したいことがある
こんな方に是非オススメの記事です!
tofubeatsとは?
ディレクションさせてもらったtofubeats新アー写。
— GraphersRock (@Tamio) 2018年1月14日
スポーティー&ギークな感じで良い感じ。 pic.twitter.com/CHLZykczhl
DJ、トラックメイカーとして,インターネットを使い楽曲を配信。
佐々木希、YUKI、ももいろクローバーZ等の楽曲リミックスや
藤井隆や森高千里、BONNIE PINKなどのアーティストとのコラボレーションによる楽曲が話題に。
評価と実力が着実に広がり、DTM(デスクトップミュージック)アーティストとして日本音楽界の第一線で活躍しています。
中学生の頃から自身で音楽生活を行い、ネット上で音源をリリースしていた。
アップロードしながらSNS上で仲間と交流をし、自身の音楽性の幅を広げながら着実にその実力をつけていきました。
ハードオフ(中古CD販売店)で中古CDを買い続け、日本のJ-POPから多大な影響を受けています。
自宅兼スタジオ部屋の棚には大量のCDが並んでいます。
古内東子、宇多田ヒカル、Bird、KOJI1200(今田耕司)など幅広いJ-POPのCDを紹介し
「OLがすぐに売ったCDを僕が買い、OL感を感じている」と言いながら嬉しそうに話す姿は
音楽フリークで有ることが伺えます。
製作しているミュージックビデオの幾つかは
三宮の夜景や神戸市海岸沿いの風景、モザイクモールの港などで撮影が行われ
神戸への愛情の深さを感じる事ができます。
彼の故郷、神戸
彼を語るキーワードとして故郷という物があります。
tofubeatsは兵庫県神戸市のニュータウンで育ち、現在も同市で生活をしています。
下の動画は神戸市市長室広報課が製作したタウンプロモーション動画で、神戸で活躍するクリエイターにスポットを当てた動画です。
tofubeatsも地元への思いと自身の活動について語っております。
仕事の大半は東京でやっているにしても普段こうやって神戸に住んで作っているっていうことによって、自分のような家で一人でこつこつやっていて誰にもまだ見つかっていない人がちょっとでもtofubeatsも神戸にいるから、自分もちょっと一人で頑張ってみようと思ってくれたらいいなというのは正直あって
あとはやっぱり音楽をやっていると東京に出ていくのが正義というか、出ていかないと仕事できないよねっていうのは言われるし
でもそうなっちゃったら地方に生きてる人ってもう絶望しかないじゃないですか、それにはちょっと歯向かいたくて
東京にいっぱい仕事があってそこが面白いというのはよくわかるんですけど、神戸に住んでいるっていう縛りが自分の中で作る物の方向を多分変えていると思うんで
東京には確かに様々な物や情報、人の繋がりが溢れ、クリエイティブな街です。
東京に拠点を置いた方がメリットがあるでしょう。
しかし今はネットで何処にいても自分の魅力や、やりたい事を発信できます。
インターネットの普及で情報格差は小さくなりました。それでも神戸に限らず、地方は様々な点で不利なのは確かです。でも僕は神戸で結果を残すことで、地方でも新しいものが作れる、と証明したい。地方がハンディだと認めて、僕が東京に行ったら、神戸の若者には無力感しか残らない。絶望してほしくないし、僕もしたくないです
いやカッコ良すぎでしょ。
自分の故郷のアイデンティティをいつまでも大切にし、そこから培った物を発信し続ける。そして都会のリスナーを魅了する音楽を作る。
東京の一極集中化が増す今だからこそ、彼の様な人が文化を盛り上げる事が素晴らしいと思います。
そんな彼の後ろ姿を見て、後を追う人は増えていく事でしょう。
地方からの情報発信について
現代において自分の存在を広く世の中に認知してもらうにはSNSやメディアでの発信力が重要な要素になっています。
彼は自分の作品であったりイベント動画を惜しみなくYouTubeにアップしています。
日本が注目するトラックメイカーである彼が、初期の頃にアップした動画がこちら
野外で数名のオーディエンスに向け、自分の演奏とDTM(デスクトップミュージック)について説明をしている物。
初々しさというか、やはり荒削り感がありますね。
ですが本人が活き活きとしているのと、オーディエンスが楽しそうなのが見て取れます。
やはり1番大事なのはここ。
自分の楽しい!が目の前の人に伝わる瞬間。
その後も作品を次々と製作し、次第に世間からその実力を認められ現在の人気を獲得します。
こちらが今のイベントの様子
シュッとしましたねえ…(関西風に)格好良いです。
ですが演者とオーディエンスの雰囲気は何も変わっていません。
そこにはあの頃と同じ様な、楽しそうな演者と観客の空気感と距離感。
昔であれば有名になる為に人の目に多く留まる環境に見を置く事が必要でした。
しかし今はインターネットがあります。
人が少ない環境下においても、自分の活動を世界の人に瞬時に知ってもらう事が可能なのです。
そこにはスカウトも修行も試験も必要ありません。
自分の力を信じ、発信し続けるのみです。
彼は自分の故郷に誇りを持っています。
常に世の中を観察し、発信してきた。自分の叶えたい事に対して踏むべき目標を都度達成してきた。
今や東京であれ、地方であれ、地球の裏側であれ場所は関係ありません。
知恵を絞り努力を怠らなければ、自らの可能性を大きく広げるチャンスに巡り合う事ができる時代なのです。
好きな物を信じて伝え続ける勇気
誰でも始めから輝くスポットライトを浴びているのではありません。
地道に貪欲に、ただただ自分のやりたい事を発信する。はじめは誰にも見られなくても、認められなくても。その思いがいつか誰かに届くと信じて。
その思いを持ち続け、挑戦し続ける。
きっと心が折れそうになった事や、挫けそうになった事もあったかもしれません。
ですが今彼が花開いているのは『継続』これを通してきたから。
好きな事を仕事に
これは昔から仕事に対する皆の願いであり、特に最近よく耳にする言葉です。
『好き』や『得意』な事を仕事にできている人は極々僅かです。幸せな人たちです。
寧ろ好きな事をただ純粋に信じてやり通していたら、それを周りが認めて結果仕事となっている。
こういう側面もあると思います。
自分はこの仕事であっている。
私はそう今まで言い聞かせてきました。
でもそれは、そう言わないと自分を保っていられないのを認めたくないからです。
状況が、タイミングが、生活が、過去に戻れたら
言い訳にしたくないです。
今は逃げずに、好きな事を皆と共有し
日々続けていきたい。
そう思っています。
東京というメインステージでなくても自分のフィールドで闘い続け、力を認められる。
そんな時代がきています。彼らは自分たちが影響力を持った人間と自覚しているからこそ、後に続く次の世代への道を作っているのです。
私も兵庫から神奈川に帰ってきました。
以前は事あるごとに東京へ遊びに行っていましたが、今はそれも無くなりました。
東京に一人暮らしをしていた事もありました。
しかし今は流行や先端だけを追い求め、同じ様に開発された街に以前ほどの魅力を感じなくなりました。
この一年で仕事と友人や家族との食事、計3回程しか足を運んでいません。
遊びに行けばそれなりに楽しいし、きっと刺激もあるのでしょうが
tofubeatsの歌詞を借りれば
「何かあるようで何も無いな」でしょうか。
何がリアル
何がリアルじゃ無いかそんなことだけでおもしろいか
何がいらなくて何が欲しいか
遊び足りないわけでもないな
あの新譜 auto-tune 意味無くかかっていた
もう良し悪しとかわからないな
君らが数百万回再生した
バンドの曲が流れていた
何かあるようで何も無いな
ショッピングモールを歩いてみた
最近好きなアルバムを聞いた
とくに 話す相手はいない
~~~~~
何がリアル
何がリアルじゃ無いかそんなこと誰にわかるというか
何がいらなくて何が欲しいか
自分でも把握できてないな
あと3つくらいは良い所が欲しいな
良い車よりクラシック作りたい
身近な人喜んだらいいな
適当なこと言う人しかいないな
何かあるようで何も無いな
ショッピングモールを歩いてみな
最近好きなアルバムあるかい?
tofubeats ”SHOPPINGMALL”歌詞より引用
これはtofubeatsが飽和した音楽業界や現代社会を、ショッピングモールに喩え歌った曲です。
私も人の目や流行に惑わされ過ぎず
自分の伝えたい事を発信し続けられる人間になりたいです。
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