皆さん、プロジェクターと聞いて何を思い浮かべますか?
そう、あの会社のプレゼンなどで使う機器だ。なんとなくオフィスのイメージがあると思うけれど、今の時代「自宅でプロジェクター」という生活が増えている。
自宅でプロジェクター。
聞く分には「書斎でホームシアター」の様な取っ付きにくいイメージがあるかと思うが、実際は家で簡単に使えるアイテムだ。
部屋が狭い?映す所が無い?映画なんて観ない?
今日は自宅でのプロジェクター有効活用術を紹介しよう。
プロジェクターって何?
まずここから。簡単に言うと画像や映像を大型スクリーンや壁などに投影する事ができる機器の事。自宅やビジネス、様々な場所で使用される。
電源と他機器との接続、投影場所さえあれば何処でも使用可能。
敷居が高いイメージだが、近年は小型化や家庭用に性能特化した製品も出て家庭にも確実に普及し始めている。
Googleの検索ワードやSNSのハッシュタグでは「プロジェクターのある生活」というワードで頻繁に検索されている。
プロジェクターは家でどう使う?
以下は使用用途の一例。
Blu-rayプレイヤーを繋いで家をミニシアターに!
PCを繋いでyoutubeを大画面で!
ゲーム機器をつないで圧倒的臨場感プレイ!
テレビを繋いで仲間とスポーツ観戦!
こんな感じで使用用途は多い。
機器があるだけで、休日やリラックスできる時間がグッと増える。
ではプロジェクターを選ぶポイントを見ていこう。
プロジェクター購入前の確認点
焦点距離
投影対象に対してどの程度の距離に置けば適切な映り方をしてくれるか、という値。
因みに私の持っている機種は
60インチワイド 1.62~1.95 m
80インチワイド 2.17~2.61 m
100インチワイド 2.72~3.27 m
という設定。
60インチの大きさのスクリーンや壁に投影したいのならば、この程度の距離を取ってください。という値。
この距離感を部屋で作り出す事ができないと上手く使用でない。
スクリーンや壁、プロジェクター本体を設置できる場所、ソファなど環境との位置関係など様々なレイアウトを確認しよう。
最大輝度
明るさの事。この値が高ければ高いほど鮮明に見やすく映る。
1ルーメンという単位は、1メートル先のローソクの光を手元で確認できる明るさのこと。
因みに僕が使用している機種は2000ルーメンだ。
あと1000本分のローソク明かり位が欲しいな…と思った場合は3000ルーメンの機種が必要という事。
因みに懐中電灯一本の明るさは大小あるが、大体100ルーメンと言われている。
ただルーメン数が大きい機種程、内蔵部品も高価や質量が大きい物になっていくの。
その為、機種自体も重く大きくなってくる。
設置場所や補正
プロジェクターは基本投影箇所から直線上に機器を配置し使用する物。
しかし家庭の中だと家具の配置や部屋の広さにより、適切な場所に置けない場合がある。
斜めから投影すると上記写真の様に、縦横に台形歪みがおきてしまう。
その問題を解決してくれるのが「台形補正」だ。上記写真は、先ほどと同じ位置で投影しているが、補正により空間と並行に投影されているのがわかる。
斜めから投写しても長方形に補正をしてくれる優れた機能で、設置場所に悩む事が少なくなる。
解像度とアスペクト比
「解像度」とは、画面のキメの細かさを表す数値。
解像度が高ければ、精細な映像(綺麗な映像)を視聴することが可能になる。
例えば「1920×1080」というのは1インチの中にどれだけのドットが含まれているかを表している。
画素数にすると「2,073,600」になるので約200万画素という事。これは1インチが200万のドットで表現されていると言うこと。
因みに各メディアの解像度は
DVD:720 × 480
ブルーレイ:1920 × 1080
Amazon Prime Video:1280 × 720
NetFlix:720 × 480 〜 3840 × 2160
という感じ。なのでブルーレイに映像をプロジェクタで100%活かしきるのであれば1920 × 1080の解像度が一般的に必要。
一方「アスペクト比」とは、画面の横と縦の比率。
プロジェクターの縦横比としてよく知られているのは、16:9または4:3が多い。
16:9で作られている映像で代表的なものは、デジタル放送のテレビ番組や映画が一般的。
その為、一般使用に限った話であれば16:9を選択しておけば間違いは無い。
プロジェクターを使うメリット
なんと言っても大画面
至極当然の事ですがこれです。
単純に大きければ迫力が増す。満足感もその分大きい。
大きいだけで感動やワクワクも倍増するのが嬉しい。
テレビも繋げるので、いつもの番組も大画面で見る事ができる!
自宅がミニシアターになる
プロジェクターがあると自宅がミニシアターの様な感じになるので、自然と家で観たくなる。
僕は大画面で鑑賞する様なアクションやSFなどは映画館で観ますが、ミニマルなサスペンスやコメディなどは自宅で観るという風に使い分けている。
これは映画館で観なくて良いかな、という物はプロジェクター鑑賞で充分雰囲気が味わえる。
そんな使い分けが自分の中でできる所も嬉しい。
生活感が無くなる
少し暗い部屋に投影すると、カフェやラウンジの様な感じになる。必ずしも投影された物を見なくても良い。
そんな空間で家事や友人と集まる様な時間はとても雰囲気があるし楽しい空間になる。
当然暗い方が映りは良いが、個人的には昼間に映しても雰囲気が出て好きだ。
下は自宅の曇り空でカーテンを閉めず投影。
ぼんやりだがこの様に映る。これで家事や作業をしていると、とても気分が良い。
昼下がりのジェイク・ギレンホール。
投影物の間にある物はこんな風に映ったりする。
ドライフラワーがシルエットになり、何となく味のある素敵な雰囲気に。
プロジェクターの注意点
放熱する
プロジェクターのファンから放熱風が出る。
少し温かい程度だが、夏場はクーラーをつけずに締め切った部屋で使用すると少しばかり暑いのが難点。
排熱に関する事なので、設置場所と合わせて注意が必要。
音響が貧弱
プロジェクター自体にスピーカーは大体ついていますが、正直かなり弱い。
大画面でも音が釣り合っていないと残念なので、サウンドシステムを繋げて別スピーカーから音を出してあげるのが望ましい。
我が家は、元々あったSONYのプレイヤーに繋げてステレオ再生をすることでカバーしている。
プロジェクター 実際の使用例
僕の家ではこんな感じで使用している。
無印良品の台車の上に載せた頑丈収納ボックス に、普段プロジェクターを載せている。
使用機種はこちら。値段も比較的手頃でエントリー機としては大満足だった。
5年間使用しているが、まだまだ現役。
最近はコンパクトでなおかつ便利な機種も販売されている。
Ankerが販売しているモバイルプロジェクターは5000種以上のアプリが使用できて、ネットフリックスなどとも繋げる優れもの。
実際家電良品店で見てきたものの、かなりコンパクトで欲しくなってしまった。
今後の買い替え検討品。
以前の家では自立式のスクリーンに投影していたが、今の住居に越してインテリアを考え直し、部屋の白壁に投影する事に。
結果スクリーンより壁の方が広くなり大画面で感動。
スクリーンの巻取りや収納を考えずに済み、面倒な作業も無くなった。
壁に直接というのが、いかにも雰囲気が出て好みだ。
大画面のアクション映画!重厚なバットモービルが迫る感じ。
テレビで観るのとは全く迫力が違ってくる。クリストファー・ノーラン作品は圧倒的にプロジェクターオススメ。
画面が大きくなるだけで、訴えかけてくる物や空気感がより伝わってくる。
演者の感情をダイレクトに感じる事ができる。ブルックリンでの演奏が目の前に広がり、思わず体も揺れる臨場感。
子供のアニメや映画なども、プロジェクターを使う事で喜ばれると感じた。
パディントン、かわいさが画面から溢れ出している。
そしてライブBlu-ray。
ステレオと組み合わせればそこはもうライブ会場。アーティストの気迫や表現力が物凄く伝わってる。
大画面になる事で、会場の臨場感がすぐそこに。
その場の空気を自宅で体感できる様な感じが嬉しい。
自宅でライブ鑑賞は、かなりオススメだ。趣味の幅が本当に広がった。
自宅に導入すると高い買い物になるので、一度レンタルしてみても良いかもしれない。
家電量販店で実機は確認できても、やはり自分の部屋に置くイメージが湧かないと思うのが難しいところ。
実際部屋に設置してみてどのレイアウトになるかなど必、要な物をイメージしてみると満足した買い物になるんではないだろうか。
因みに先ほど紹介したこのプロジェクターは、コンパクトで場所を選ばないだけでなく天井にも投影できる。本当に欲しい。
プロジェクターを置いて毎日を楽しく!
いかがだっただろうか。
ただ観るだけでなく、空間を楽しく演出してくれるプロジェクター。
僕も映画が好きで購入したが、作業時間が楽しくなったり人が集まる場所になったり…
すごく楽しい時間が増えた。
妻にも「今まで購入した趣味の物で一番良い買い物」とお墨付きをもらったこの一品
皆さんもぜひ、プロジェクターで楽しい毎日を。
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