今回私が手にしたのは、New Balance 990v3。
以前から愛用していたv4の元となっているナンバリングだ。
今日はそんな990復刻シリーズである、990v3を紹介しよう。
New Balance 990 v3 基本情報
夏に発売されたシリーズ第1弾 M990v1と第2弾 M990v2に続く第3弾としてリリースされた。
初代の発売は2012年なので、来年で10周年を迎える。
価格は税込み36,300円で安価ではないが、愛用しているv4のルーツという意味で履かずにはいられなかった。
New Balance 990 v3 デザインについて
カラーリングとしては、オリジナルグレーが採用されている。
私が履いていた996の様なウォームグレーや、990 v3のチャコールグレーとも異なる、ニューバランスのキーカラーであり、「990」のオリジナルカラーである王道のグレーを採用している。
アッパーにはWolverine社製のピッグスキンスエード、こちらはM992などにも採用されている。
アクセントカラーとしてルビーレッドが使われており、タグが印象的。
990シリーズが復刻された際、 v2とv3のどちらを手に取ろうか迷っていた。
v2はデザインが秀逸で、クラシカルな表情を残しつつも、後の990シリーズに続くハイテク感を印象付けたデザインで、手に取りたかった。
対してv3はよりハイテク感が強くなっており、個人的にはこの程度のテックさが丁度良かった。
シュータンやロゴの特徴的な立体感が、他には無い雰囲気を演出してくれる。
ダッド感のあるボリュームもほどほどにありつつ、現代的なシルエットを残している部分もある。ハイテクなのにローテクな趣は唯一無二で趣がある。
そんなデザインだけなく、v2と決定的に違う点が、進化した機能性。
この部分に惹かれ、今回手にとる決め手となった。
New Balance 990 v3 機能性について
このv3はREVLITEを採用しており、v2より更に軽量化に成功している。
加えてENCAPも搭載しているので衝撃吸収性も高く、スポーツテック感も相まって、本当にどこまでも歩いて行ける様な印象を受けた。
今回v2と迷いながらも手に取る決め手となったのが、この進化していく990シリーズの機能性の部分だ。
フラッグシップモデルとしてNewBalanceが一番力を入れている、この990
シリーズ。来年リリースされるv6も、本当に先端機能の進化が楽しみな1足だ。
足を通して感じたのが、足に吸い付く様な軽さ。感覚としては2002Rと同じ軽量性のイメージを持っている。
走っても重さを感じず、フィット感がとても気持ちよい。
履いて見せるナンバリングというより、歩いてこそ真価が発揮される様なイメージを受けた。
ミッドソールに配されたREVLITEは、クッション性と軽さに優れたユニットで、履いた感触としてはとても足取りが軽くなった。
アウトソールの感触としても柔軟性があり、非常に気持ちさを感じる一足だ。
因みにサイズ感としては、普段New Balanceを好んで履いている方はジャストサイズで問題なさそうだ。
v3で合わせてスタイリングしてみた。
①カジュアルなアウトドアスタイルで
THE NORTH FACEのClimb Light Jacket、Arc’teryxのAtom Lt Hoody、MUJI LABOのストレッチチノイージーワイドクロップドパンツでスタイリングしてみた。
スポーティでありながらダッド感もあるので、こういった動きやすいアウトドアミックスのスタイリングが合わせやすい。
落ち着いたグレーの配色の中にアクセントとなっているルビーレッドのカラーがなんとも絶妙で、単調で落ち着いた色味のスタイリングにアクセントを加えてくれる。
個人的には少しくるぶしより上のボトムを履いて、さりげなくシュータンの立体的なデザインを演出したい。
②感じよいアウトドアスタイル
こちらはArc’teryxのZETA SL、シャツはMUJIのノーカラーシャツ、ボトムはMUJI LABOのトレッチチノワイドクロップドパンツでスタイリングしてみた。
先ほどと色味を替え、やや洗練されたアーバンアウトドアミックスに990v3を落とし込んだ。
不思議なことにウェアの雰囲気を変えるだけで、v3も表情が変わってくれる。テック感はありつつ、落ち着いたグレーが出す感じ良さで、自然にウェアと調和してくれる。
シェルジャケットと色味を合わせてるので、とても自然な感じに写ってくれる。
今回は試していないのだが、コートスタイルでも試してみたい。
という事で今回は2021年に復刻を果たしたM990v3を紹介した。
デイリーシューズとしての快適性は持ちながら、丁度良い絶妙なバランスのデザインで合わせやすい1足。ぜひ日常の道具として、履き倒してほしい。
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