僕はポーチが好きで、休日に出かけると雑貨屋でポーチを見てしまう。
年齢や環境が変わるにつれ、携帯するものは変わってくる。
洒落たモノを入れたい時もあれば、実用的なモノだけ入っていればいい時もある。
そんな中、僕は一つのポーチに注目した。
無印良品のポリエステル吊るせるケース小物ポケット
無印良品が販売しているポリエステル吊るせるケース小物ポケット
いや商品名が長い。わかりやすい事に越した事はないが、長い。
このポーチはトラベルグッズに陳列されていて、たまたま通りかかった時に手にした。
「無印はこんな物も出してるんだ…」
そう思ったくらいでこの日は自宅に帰り、自分のポーチを改めて見てみる。
このポーチはというアトリエペネロペというブランドの物で、中目黒で展開をしているショップだ。
当時関西に住んでいる際、京都のセレクトショップで購入した。
女性が親しみを感じる様なプロダクトをしているブランドだ。
僕は黄色いモノに目が無い。この間新調したソファも、冒険してイエローカラーにした。
黄色は洗練されたイメージの色ではないし、好きな色は黄色!と一番に答える人も少ない。
なんなら戦隊モノの黄色は大体少し小太りで、カレーが好きだ。(イメージが古いかもしれない)
僕は服や小物でも黄色を上手に取り入れる人に憧れていて、街を歩く度に黄色のかわいいモノがあるとつい手が伸びてしまう。
この黄色いポーチ。4年間使用していたのでだいぶ色が馴染み鮮やかさこそないが、購入当時は結構深くて美しいイエローをしていた。
デザインを重視すれば機能性は損なわれ、使いやすくすればその外見は機能面に追いつかない。
この両方を満たしたポーチに、僕はまだ出会えていない。探すことができていない。
このポーチの不満点はファスナー部が2か所しかないので若干物足りない所。
加えて少し横に長いので、大きいモノを入れてしまいがちだ。容量に甘えて大きいモノを入れると結結果的にかさばるボリュームになるし、かといって小さいモノを入れすぎると中が雑多になる。
後から知ったのだが、元々ステーショナリーを入れるイメージで作られている。この浅いポケットはペンなどを収納するのに最適だ。
僕は主にデイリーで使用する外出時のケア用品を収納している。まず使用者が作り手の意図を汲めていない。これはいかん。このポーチはステーショナリー用にしてあげよう。
そこで僕は無印良品で見たあのポーチを思い出した。
というか、次の日にはもう購入しに行った。
無印良品のポーチに替えてみた
そう、手が届きやすい価格だった為、すぐに手に取ってしまった。
僕の頭に残っていたこのポーチの良さを、メインポーチとなった実物を見ながら紹介していこう。
ポイントは3つある。
薄くてコンパクト
このポーチは薄い。丸めてある画を見るとそうも思えないが、何も入れず平べったくするとぺったりと薄い。だけど表面はポリエステルで汚れも落としやすい印象。
ポーチは大きければいいという物ではないので、しっかりコンパクトさを抑えてくれている所が良かった。バックパック内に入れても500mlペットボトルを1本ちょい入れているくらいのイメージ。
これ以上大きいポーチは、今のところ僕の生活の普段使いに必要ない。
広げて使えて、収める時はコンパクトに形を変える。理想的なデザインだ。
メッシュで内部がわかりやすい構造
モノを多く入れるポーチに置いてアクセスのしやすさというポイントは、とても重要になってくる。
以前使用していたポーチは、中を開いてからもゴソゴソ探さなければどの場所に何が収納されているか不明瞭だった。
しかしこのポリエステル吊るせるケース小物ポケットは、内部ポケットが全てメッシュ素材になっている。メッシュになっているという事は当然だが、開けた瞬間にどのポケットのどの部分に何が入っているか一目瞭然なのだ。
その為アイテムへのアクセスが容易で、ストレスが少ない。
外は従来のポーチと同様しっかり隠して、中を少し開けるとユーザーが使いやすい環境になっている。なんと使いやすいのか。
メッシュは今までどこか若者だけが使うようなイメージだったが、利便性をしっかり考えられて作られた製品の仕様であれば、使いこなしていきたい。そう思わせてくれるポーチだ。
吊るせる便利さ
やっとここで紹介するのかと皆さんお思いだろうが、商品名にもなっている「吊るせる」という利点。これが恐らく皆さん一番便利だと感じ、手に取っていくんだろう。
と思いきや、無印良品の公式ネットストアのレビューを見てみると
「吊るせるところに惹かれて買ったけれど、吊るさないときにはフックを収納できる点が良かった。」
「便利です 吊して使ってはいないですが(汗)」
と、実際使ってみると「吊るせる」という機能はプラスαの利点くらいに考えている方々が多いのかも。
中には「吊るすためのフックは不要だったのでニッパーで落としました」という強者まで。
とはいえせっかくフックが付いているので、家の中で疑似的に吊るしてみた。
確かに旅行先はホテルだけとは限らない。
カプセルホテルの限られた空間かもしれないし、キャンプをしていれば屋外だ。
トイレでポーチを洗面台に置きたくないというシチュエーションもあるかもしれない。
そういった場面で、非常にストレスなく身支度ができると感じた。
何より「両手が空く」という状態が、きっと物凄く便利なのだと思う。
どこかに引っかけられるという構造はウイルスに敏感な現代社会や、きれい好きの日本人からするとあったらいいなという機能なのかも知れない。
丸めた状態の丈夫にもフックがあり、引っかけられる。
もちろん旅行先でなくても、外出先のトイレなどでも使えるのだろう。
やっぱり自分の持ち物は極力汚したくないのが、皆の共通思考だと思う。
この商品に限らず「吊るす」というのは、外出において力を発揮する。
皆さんもラーメン屋さんなどで床にカバンやバックパックを置くなら、こういったツールでスマートに行動したいですよね。これ、便利らしいので今すごく欲しいです。
ちなみに中のフックは、使わない際ポケットに収納できるようになっている。できる子だ。
シチュエーション別にモノを収納してみた
では少し皆さんにもイメージを持ってもらう為、3パターンほどモノを収納してみよう。
デイリーポーチとして
これは僕が大体いつも持ち歩いている外出用のケア用品などを入れてみた。
バンドエイド、龍角散、マウスケア用品、フレグランスボディスプレー、目薬などだ。
やはりメッシュだと見やすくすぐに取り出せる。
モノへのアクセスが容易なので、外出時は重宝する。
ガジェットポーチとして
ポケット収納部は細かく分類すると4つある。という点に着目して、雑多になりがちなガジェット類を収納するのにも適していると思う。
僕はYouTubeで動画撮影もしているので、どうしてもモノが多くなりがち。
外出先での撮影は急いで電池交換や対応をしなければならない事もあるので、メッシュ構造がやっぱり最適だ。
一番小さい極小ポケットにはSDメモリーカードを入れてみた。
加えてメインカメラであるα6500のバッテリーを入れるのにピッタリだった。
無印良品のネットストアレビューでも、ガジェットを入れている声があった。
トラベルポーチとして
旅行を想定し、シャンプーなどのケアグッズを入れてみた。
実際来週に旅行へ行くので、これで行こうと思う。
小物がたくさん収納できた。身支度の量として充分だろう。
これだけ入れば安心だろう。
ポリエステル吊るせるケース小物ポケットの可能性
デイリーのポーチを探していたら、こんなに汎用的に使えるポーチに出会えた。
勿論今まで使っていた黄色いデザイン性が洒落たポーチもいいのだが、僕もいい年をした大人だ。
外見だけにこだわっていて、いざ動く際の機能的な部分で困っている様ではスマートではない。
持ち歩いているモノを最短距離で適切に使用できて、初めてポーチの役割を果たすのではないか。
とはいえ、無印良品の商品のプロダクト性の高さにも改めて感心した。
使用者によって用途は全く異なり、作り手の意図を超えた可能性が発揮される。
そんな大きな可能性が垣間見れた無印良品の小さなポーチ「ポリエステル吊るせるケース小物ポケット」
これからメインポーチとしてしっかり使っていき、その良さを実感しながら使い倒していきたい。


コメント