今回私が手に取ったダウンは、これからの寒い冬にぴったりの1枚。
DESCENTE ALLTERRAINのロングスリーブレスシャツ。
DESCENTEといえばすぐに思いつくのが水沢ダウン。ケアをすれば10年使え、最高の防寒性を誇る日本を代表するダウンジャケットだ。
そんなDESCENTE ALLTERRAINが手掛けるこちらのダウン。価格は税込30,800円。
今日はこのダウンのどういった部分が良かったか、紹介していこう。
DESCENTE ロングスリーブレスダウンの特徴
街に馴染む感じよいデザイン
まずはこのダウンのデザインから紹介していく。
インナーやアウターダウン。どちらも使える様なちょうど良いボリューム感。
今回はゆったり着られる着心地を望んだ為、ややゆとりのあるMサイズを選んでみた。
Sサイズでも着こなせたが、腕周りのタイト感が気になり、Mサイズを手に取った。
因みに私は身長171cm、体重は58kg。痩せ型で肩幅がややある方の体格をしている。
やや光沢感があるのが特徴で、感じ良い上品な印象を与えることができる。
腰に配されたDESCENTEのロゴは、これまで使用したユーザーであれば信頼のイメージが持てる部分だ。
実際数日着用してオフの日を過ごしてみた。
店内で食事をする際など、限られた空間でもさほど窮屈な印象は受けず、快適に食事や外出を楽しめた。
このあたりも、恐らく日本のメーカーであるDESCENTEは、日本人の体型に合うカッティングを施しているからなのではと個人的に感じた。
Sサイズを選択すればスタイル的には感じよく見えただろうが、Mサイズを手に取った事でこういった快適性が得られた為、結果としてややゆとりのあるサイズを選んで正解だった。
中にニット類を着用する際もゆとりがあった方が良く、やはり日常着として着用していきたかったので、今回は気持ちゆとりのあるサイズで丁度よかった。
光を熱に変える機能性
そしてこのダウンはデザインの良さだけでなく、機能面が特徴的だ。
シュラフ(寝袋)の構造から着想を得て、保温性と着用快適性を追求し開発されている。
そして軽量で薄くありながら、非常に保温性に優れたヒートサーキュレーションストラクチャーという製法が用いられており、ツインドーム構造という形状になっている。
これはダウンパックを形成するキルティング部分(刺しステッチ)を交互にすることで、ダウンパック内の温かい空気の流出を防ぐ効果がある。
中の熱がシャツ内を循環し、少ないダウン量でも効率的に保温する事ができている。
加えてエアスルー構造により、ダウンパック内のパックそれぞれの隔壁にストレッチ素材を使用しており、温められた空気を循環させる仕組み。
この様な作りでコールドスポットをなくし、熱を外部に逃がさない構造を実現している。
そして裏地には、デサント独自に開発した、光を熱に変換し積極的な保温性能を発揮するHEAT NAVIを採用している。
これはダウン生地に、赤外線に反応する蓄熱材を加え、通常丸い形状をしている糸を平たくする事で、光の熱を受けやすくなっているそうだ。この編技術や織技術を採用し、プラス5℃の効果を実現している。
確かに太陽の熱に当たるとより体全体が温かく保たれる印象がある。
見た目の感じよさに加え、こういった機能性が加わっている部分は、非常に使いやすいダウンだと感じた。
表地と裏地にはシワになりにくく撥水性と透湿性を備えたポリエステルを使用し、内側で汗をかいても蒸れずに保温し、型崩れも防いでくれる。
中わたにはメイン素材にダウン、フェザーも使用しておりますので高い保温性を誇っている。
DESCENTE ロングスリーブレスダウンの使いにくかった点
最後にやや使いにくかった点も紹介。
このダウンはあくまでも着用を前提としたダウンで、携帯性には富んでいない。
その為、暑くなったり着用せず脱いだ状態で携帯しようとしても、充分なボリューム感があるので持ち運びしにくい。バックパックに収まらない事は無いが、かなりいっぱいになってしまう
携帯性を求めるユーザーであれば、やはりユニクロや無印良品、パタゴニアをはじめとした、ポケッタブルな携帯性を有したダウンの選択が無難だ。
個人的にはそこまで気にならないが、実際の活用シーンを想定して、購入前にこういった点も把握しておくのが良いだろう。
DESCENTE ロングスリーブレスダウンを使ったスタイリング
ラフにデニムと合わせる
まずラフな感じで合わせてみた。
無印良品のグレーのノーカラーシャツと、下はMUJILABOのデニム。
ゆるっとしたラフな印象の上に羽織ると、光沢感がある表面やデザインが出す感じ良さで、ちょうどよいバランスになる。
この日はやや秋の気候が本格的なものになり肌寒く感じていたが、そんな季節の変わり目に一着このダウンがあるだけで、かなり安心感は高い。
屋外の移動の際はノースフェイスのクライムライトジャケットを羽織り、かなり暖かく感じた。
クライムライトはXSサイズでこのダウンはMサイズだが、着心地が悪い感じは無く、日中は快適に移動が出来た。
主にインナーダウンの目的として手に取ったが、そのままざっくり羽織るアウターとしても活躍できそうだ。
定番の白シャツ
続いてもMUJIのスタイリング。ウェアはMUJIのブロードシャツ、ボトムはMUJILABOのワイドパンツ。ブロードシャツとダウンの感じが相まって、より綺麗に見せてくれる。
下はゆるっとリラックスした感じのボトムで合わせているので、そこまで固い感じは受けないのも丁度良い。
やはり白シャツはド定番で、間違いなく合うスタイリングの一つ。
スニーカーもNewBalanceのM992 グレーで合わせれば、シルエット的にも色的にもカチッとし過ぎないモノトーン感が出る。
この日は気温自体は低かったが、日が出ていた為かなり暖かく感じた。
やはりダウンのヒートサーキュレーションストラクチャー構造が、より快適に過ごしやくしてくれていた印象を受けた。
日向にくるとかなり暖かく、包まれるような安心感を感じた。
ハイネックシャツやコートで合わせる
最後にハイネックのTシャツでとボトムで合わせてみた。
このTシャツはかなりラフだが、ハイネックが出す少しの柔らかさとダウンの感じ良さが良い具合に調和してくれている。
因みにこのシャツは、MUJIの1000円ちょっとのTシャツ。
これだけでもやっぱりアウターがしっかりしていると、ぐっと印象は上がってくる。
首元も暖かく、いかにも秋口のスタイリングにぴったりなのではないだろうか。
そして寒くなってきたら、こんな感じでコートを上から羽織るのも良い。ボタンをフルクローズしていても、やぼったい印象は無い。
ダウンとコートをしっかりと着こめば、冬場の寒さには充分に対応できそうだ。
因みにこちらはnanamicaのバルマカーンコート。ゴアテックス仕様で機能性は申し分無く、デザイン的にも絶妙な丈感が感じ良いコートだ。
基本的にワードローブにナイロンジャケットが多いので、こういったコートとダウンで感じ良さも出しつつ、しっかり温かいという印象も出せて良いと感じた。
DESCENTE のロングスリーブレスシャツは秋冬を暖かくしてくれる
今回はDESCENTE ALLTERRAINのロングスリーブレスシャツを紹介してみた。
中間着が必要な秋口や、寒さが厳しくなる真冬のインナーダウンとして大活躍してくれそうなこのダウン。
デザインだけでなくDESCENTEの信頼できる機能性は、かなり満足度の高いプロダクトになるだろう。
ぜひダウンや中間着に迷っている方は、候補の一つにしてみてほしい。
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