こんにちは、kumaです。
『僕が服にこだわらない理由』
服は生活必需品です。
裸で外は歩けませんので。
けど自分が満足する最低限のラインさえ超えていれば、何でもいいんです。
皆さんにとって『服を着る』って
なんですか?
僕が服にこだわらない理由
僕が普段着る洋服は、もっぱら無印良品さんにお世話になっております。
価格もそこまで高くないし、やっぱり使う人の事を考えてるんですよね…
お爺ちゃんみたいだけど、肌当たりが優しいのが好きです。
ハッキリ言って形はダサい。
けど物によります。
ベーシックな物は使い勝手良いです。
他社比較すると、コスパ最高!って感じが嬉しいんですよね。
あ、こちらは以前書いた無印良品のパジャマ記事。
今でもずっと使ってます。
じゃあ自分にとって服を着るってなんだろう。
まずは、こだわらないその理由から考えてみました。
服を選ぶ時間が無駄
毎朝スーツにしろ、カジュアルウェアにしろ何を着て行こうか考えますよね。
大阪のオバちゃんみたいな格好だったり、ノンスタイルの石田さんみたいに全身真っ白で過ごす生活はちょっと考えにくいので…
そうすると組み合わせを考えます。
人間って物事を選択する際に、ストレスを感じます。
もちろんこの組み合わせを考えて、自分をどうオシャレに主張するかを楽しんでいる方もいます。
むしろほとんどの人がそうじゃないですかね?
それかその願望があるけど、上手くいかず悩んでいるか。
僕はそれが楽しめない人間なんです。もうその考えを放棄しています。笑
毎日が映画や音楽PVの様な世界で生活をしていたら、きっと色々素敵な組み合わせや洋服を選んだりするでしょう。
けれど私は違います。
朝起きて、仕事行って、帰って、食事して、風呂入って、眠る
朝起きて、家事こなして、映画観て、音楽聴いて、ブログ書いて、自転車で出かけて、食事して、風呂入って、眠る
これだけです。
何か単調に見えるかもしれませんが、毎日めちゃくちゃ楽しいです。
珍しいイベントなんて、たまに久々の友人と会ったり旅行くらいです。
この、毎日やる事が自分なりにたくさんあって楽しい時間の中に
『服の事を考えて選ぶ』っていう時間が勿体ないんですよね。
新しい服を買ってその時間が増えるのも、無駄。
だからノームコアみたいな格好してます。
“ノームコア”の “ノーム” は “normal” の略で “標準” という意味。そこに “hardcore”などの “コア” を組み合わせた造語で “究極の普通” と訳します。ただし、“筋金入りの普通” と訳すこともできるように、受動的に普通になってしまうのではなく、能動的にあえて普通を選んでいることが大切。スタイルアイコンとして挙げられるのは、故スティーブ・ジョブズ。彼は常に『イッセイミヤケ』の黒いタートルネックニット、『リーバイス』のデニム、『ニューバランス』のスニーカーを選んでいました。その着こなしがノームコアなのではなく、普通であることを選んでいる姿勢がノームコアといえます。
mens.tasclap.jp
TASCLAP ノームコアとは?シンプルでもおしゃれな装いのヒント 記事内より引用
これで充分。満足。
服に着させられる
よく言うじゃないですか
『服に着させられるな』
そう、服のスペックや価格が完全に着ている人を喰ってしまっている状態。
多分僕はこれなんです。
なぜなら、服の知識が無いから。
綿が多いと肌触りがいいとか
ここに縫い目が無いから気持ちよいとか
色はせいぜい使って3色くらいまでとか
本当にファッションに弱い。絶望的に。
そんな服に興味の無い奴が、洋服屋さんになんて行ってみなさい。
販売員さんの売り上げの絶好のカモですよ笑
自分に服の知識が無いから、何が正しくて何が自分に合っているのかわからない。
ファッション雑誌くらいは読みますよ?
今は大体どんな格好がトレンドなのか程度は把握しておきます、一応。
だから僕がちょっといい洋服屋さんへ行った所で、オーバースペックで今後しっかり着続けられるかわからない物を買ってしまうだけ。
ちょっと思うんですけど
皆さん駅ビルとかセレクトショップ等で洋服を買ってると思いますが
その洋服、どこが自分に合ってるかすぐに応えられます?
色使い、素材、縫製、価格…
みんな買ってるから何となく買っておけば間違いないと思って選んでませんか?
ブランドやショップに払っているお金、満足してますか?
購入している土地にステータスを感じていませんか?
一流の服を着ている人は一流なんでしょうか?
僕は自分に合っている物を、しっかりと見極めたいです。
服よりお金をかける物がある
そう、僕は単純に服よりお金をかけたい趣味が多くあるからです。
映画、音楽、ランチ、カフェ、自転車、カメラ、旅行…
これらの優先順位の方が高すぎて、服にお金を持っていけないんです。
そして僕が服に対して無知なので、尚更そんなお金は出せません。
何でもそうだと思いますが、原価率ってありますよね。
僕たちが店頭で見ている物の価格は、様々な物が乗っかっています。
原材料費、宣伝費、デザイン代、輸送費…
何が良いのかわからない私みたいな輩が、そこにお金を投じる程虚しくなる事ってないです。
そこを超えた感動や満足感があれば、いくらでも払えるのでしょうが。
僕は服に対してその感情が湧かない。
じゃあ服に対して何も考えてないのか?
いえ、そんな事は無いんです。
無知で興味が薄いなりに、考えて洋服を着ています。
そうしないと私も損しますし、服もそんな人に着られたくないでしょう。
そんな僕でも、服に対して気を遣っているのはこんな事です。
本当に気に入った良い物を選ぶ
僕だって『これは自分に合いそうだ!』と思う洋服に出会う事はあります。
その洋服を自分が選んで着る際に、自分にしっかり問いかけます。
本当に自分が上手く着こなせるか?
ノームコアな人が突然、志茂田景樹さんが毎日着ていそうなドぎついカラフルな服を一着だけ購入しても意味が無いですよね。
合わせられないし、服に明日からの未来は無い。私の未来も。
毎日しっかり着る事ができるか、考えます。
そして
どういう素材を使っていて
どんな理念を持ったブランドなのか
どんな人がデザインしたのか
どこで誰が作っているのか
別に店員さんにネチッこく聞くわけじゃないですよ笑
自身でパッと調べて、満足できればそれでいいんです。
物を買う行為って『ただ自分が物を所有、享受する』と思ってる方もいるかもしれませんが
『対価を支払い、その相手の行為を支持する』事だと個人的には思っています。
今まで自分が体と時間を対価にして得た、貴重なお金を相手に支払い
『あなたのしてくれた事を応援していますよ!』と伝えたいです。
それが洋服でも、音楽でも、映画でも、食事でも…
どんな製品やサービスでも共通だと思っています。
手入れをしっかりして長く使う
悩んで決断して買ったならば、長く大切に使いたいですよね。
だから手入れは必要です。
脱いだら脱ぎっぱなしにしない(←子供か笑)
洗濯は丁寧に畳んでネットに入れて、洗い方を把握する
コートを脱いだら、ブラシでしっかりとホコリを落とす
雨の前に防水スプレーを必ずして、シューキーパーをする
必要であれば汚れを取り、換気をし、油を塗ってあげる。
こんな簡単な事です、やっている事は。
手入れをすればするほど、愛着が湧いてきます。
服や靴が自分の体の形に馴染んでくる。
風合いがこなれてきて『自分の物になってくる』
過ごす時間が長くなり色々なストーリーが生まれる事も
手をかければ当然ですが、手入れの方法を覚えます。
そうすれば次の物を手にした際、手をかけてあげられる様になっている筈です。
物を所有した時に大切なのは、値段でもブランドでも無くて
自分がその物に対してどれだけのバックボーンや思いを語れるか
これだと思ってます。
服にかかわらず、物はそうやって長く使っていくべきだと思っています。
家具だって、ね。
自分を服に合わせない
街のショーウインドウに立つマネキンが着ている服に目がいき、欲しい!と感じた。
その洋服を買いますか?
それって私は勿体ない感じがします。
だってそのマネキンって、店員さんが無差別に販売促進してるだけの物ですよね。
誰かが「アナタにはこの洋服が似合うと思います」って考えて提案してくれている物では無いです。
僕は『通りすがった』『立ち寄った』時に、目についた洋服は買わない様にしています。
自分が何が欲しいか考えてから、求めに行っている物ではないから。
服が欲しい時って、何かしらのきっかけがあると思います。
自分が持っていない素材や色の服
ロードバイクに乗る際に動きやすい服
今度旅行をする観光地の気候や環境に適した服
大切な人と会う場所に合いそうな服
季節の変化を感じ気分を替えたくなった時の服
自分から『どんな洋服がほしいか』を考えて浮かんだ服こそ、今の自分にぴったりな洋服なんではないでしょうか?
自分の気持ちが服に対して『受け身』になってはダメです。
『求めた』物を手に入れてこそ、初めて意味があると思います。
服に自分を合わせるのではなく、自分に合う服を着る。
だから、目の前の服をただ欲しがるんじゃなくて
自分を知っていなければならない。
今、本当に必要な物は何なのか。
その答えが、すぐに自分の内から出てくる様な状態。
服に着させられないって、こういう事ですよね?
服をより魅力的に見せる為に
僕が以前ショッピングモール内を歩いていた時のこと
一人の女性が私の前を通り過ぎました。
思わず見とれてしまいました。
洋服はいたってシンプル。
白いTシャツにネイビーのデニム、そしてアウトドアブランドのバックパック。
けれど、目で追ってしまったワケ。
その女性
口角を上げて、真っ直ぐに前を見て、とても姿勢良く歩いていたんです。
そう
どんなに洋服で着飾っても、こういう所って外見では説明できない所に滲み出てくるんですよね。
洋服関係のお仕事に付かれている方も、この世の中には大勢いると思います。
そんな皆さんは知識や洋服への愛情が強いから、誇りを持って仕事をしている。
素敵です、魅力的です。
けど僕は、そういった所以外で自分が魅力的に見える様にしていたい。
自分で必要な物を考え、常に自分の中に芯を持っていられる人間。
洋服はそんな自分を手助けしてくれるシンプルな物
僕は、それでいいと思っています。
もう一度、聞いてみますね?
皆さんにとって『服を着る』って
なんですか?
この記事を読んでいただいて、服に対する気持ちを改めて考え直すきっかけになってもらえれば嬉しいです!
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