僕は一昨年の夏に、アイスランドへ旅行をしてきました!
その頃はブログのブの字も頭に無い程、ただ楽しんで旅をしてきました。
けれど、その一年後からブログを始めて思ったんだ。
『写真もっと撮っておけば良かった』
『あの素晴らしさを人に伝えられる様になりたい』
そんな訳で、さらにその一年後の今日。
備忘録として、あのアイスランドの素晴らしさをここに記そうと思います。
・アイスランドを知らない方
・これからアイスランドへ旅行をしたいと考えている方
あなたにアイスランドの良さを少しでも伝えたいっ!
そもそもアイスランドってどこよ
アイスランドの場所はココ!
左上の丸ね。じゃぱーんは右下。
いや遠っ!
日本からの直線距離はおよそ8500㎞
フライトは16時間くらいかかりました…
現在日本からのは直行便は無く、一度デンマークで乗り継ぎします。
北大西洋に浮かぶ小さな島。世界地図で見ると、ヨーロッパの左上あたりに位置します。
面積は103,000 Km²。だいたい北海道と四国を合わせたくらいの大きさです。
そして人口は35万人。東京都新宿区の人口とほぼ同じです。
因みにアイスランドで生息、または飼育されている羊の数はおよそ80万頭。笑
人間35万人に対し、羊80万
羊の圧倒的優位性
確かに移動中に、当たり前の様に羊を目にしましたね。可愛かったです
どうしてアイスランドに行ったって?
そう、皆に聞かれます。
僕たち夫婦にとって、このアイスランドの旅が新婚旅行でした。
『え…っと…アイルランドと違うの?グリーンランド?』
『寒そう…島…だよね?』
大体皆さんこのリアクション。正しいです。
僕もアイスランドに行く前は、全く知らなかったので。
今回の旅行先の選択理由として
・治安が悪くない所
・街よりも自然を目的に
・そして大自然が素晴らしい所
この3つがマストな条件でした。
色々候補が上がったのですが…
この新婚旅行。どうせならもう二度と行かなそうな所にしよう!
って事でアイスランドに決定した訳です。
さよなら日本→アイスランドへ
1週間の休みを取り、いざアイスランドへ。
飛行機での移動は
大阪→(1時間)羽田→(14時間)デンマーク→(4時間)アイスランド
って旅程でした。
いやマジで尻が溶けて座席と同化した。
そもそも僕は、海外旅行がほぼ初。
物心ついた頃にシンガポールに行っている写真はあるが、僕の記憶は皆無。
事あるごとに母親から「アンタはシンガポールに連れて行ってやったよ」と言われるが、そうなんだ!ありがとう!と笑顔で返せた試しが無い。
ワクワクと疲れと緊張と楽しさが同居するスカンジナビア航空14時間のフライト。
機内ではアイスランドのガイドブックを見て、これから出会える大自然に胸を躍らせていました。
持って行ったのは旅行の大定番!
『地球の歩き方』
エリア別のガイドやアイスランドの基本情報は勿論の事!
入出国や空港からレイキャヴィーク市内への行き方
国内を移動するための交通機関や現地発着ツアーの紹介
持ち物と服装のアドバイスやオーロラ・ウォッチングのヒント
などなど、かなり頼りになる一冊です!
持って行った方がいいですね。
とりあえず好きな音楽聴いて寝て機内食たべて好きな映画見て寝て機内食たべて好きな本読んで寝て機内食たべて
完全に管理された不思議な感覚の中、私の尻は次第に溶けていきました。
CAは男性でキューピーみたいな感じのヨーロッパ人の方でした。
「ティー?」「マッチャティー?」という、かわいい感じに飲み物をすすめておりました。
日本語を話す外国人、字幕無しの洋画、窓の外広がる見知らぬ土地
ああ海外が近づいているのか…という感覚。
そして到着!!!デンマァァァアアアク!!!
スベテエイゴ!ガイコクジンシカイナイ!
まだデンマークなのにテンションは高まる。
いやぁ大人になっても、新しい体験は出来る物ですね。これからの旅が楽しみです。
入出国の検査。
初めての経験なので上手く話せるかな…
『サ…サイトシーイング…!』『アイムジャパニーズ!』必死に付け焼き刃で練習した(今)ワードで待機。
いよいよ僕の番。
パスポートを確認する検査官。
(ドキドキ…)
検査官「uh…レイキャビーク!!!(アイスランドの首都名)」
ドン!
という押印の音と共に一瞬で入国。
アイスランドなんかに来てわざわざテロなんかしないだろうという、典型的な日本人に見えたのでしょうか。
軽く昼食だか夕食だかもう時間感覚が取れない食事を取り、デンマークを飛び立ちアイスランドへ出発!
再び4時間のフライト。
ここでアクシデント。
着陸時の気圧変化による耳鳴り。
一度目のフライトでは平気だった筈が、アイスランドに到着する瞬間。
「いでええぇぇぇぇえええええぇぇぇええええええええ!!!!(心の叫び)」
突然の激しい耳鳴り。
ダイビングの時に習った耳抜きを必死にしましたが、全く効果なく…
疲れが溜まっていたのでしょうか。
異国の洗礼を浴び、ライフポイント15%くらいの状態で入国。
ケプラヴィーク国際空港から送迎バスで1時間程度。
レイキャビークのホテルに到着したのは深夜12時頃!
この日は明日からのツアーに備えてさっとシャワーを浴びて休息!
さあ、明日から楽しむぞー!
ゴールデンサークルツアー
起床し観光スタート!
観光1日目は半日のゴールデンサークルツアー!
『ゴールデンサークルとは?』
シンクヴェトリル国立公園~グトルフォスの滝までの、アイスランドの美しい自然景観を堪能できる観光スポットの総称です。
どこのツアー会社でもメインに据えている所が多く、アイスランド観光では外せない大定番ツアー。
ゴールデンサークルの中で一番近いシングヴェトリル国立公園までは、バスで45分程度です。
地球の割れ目 シングヴェトリル国立公園
『シングヴェトリル国立公園』に到着!
アイスランド語でギャウという『地面の割れ目』を指す地域。
アイスランド観光文化研究所 アイスランドの地勢の特徴より出典
アイスランドはプレートの境目のちょうど真上にあるんです。境目部分が地上に表れていて、その豪快な裂け目を体験できるのはここ!
ここでは大陸間の割れ目を目にすることができます。
海外に慣れておらず、普段やりもしない挙動不審なポーズで写る夫婦。
この岩場は北米大陸プレートと、ヨーロッパ大陸プレートの境目なんです!
よく県境を移動して「こっちが東京で~」とかやりますが、スケールがまるで違う!
僕は大陸と大陸の上を今歩いている!
はあーーーーーーいきなり地球の大きさを感じる事ができるスポットです。
さすがアイスランド…もう来て良かったというレベルの感動…(←早い)
熱湯噴き出る間欠泉!ゲイシール
続いてのスポットは『ゲイシール』です!
アイスランドといえば、温泉!
その資源のほとんどを地熱で賄っている活火山国。ゲイシールとは英語で間欠泉の事。
5分くらいの間隔で、なんと30mの高さまで熱水が噴きあがる瞬間を見る事ができます!
こんな感じであちらこちらで温かい蒸気がモクモクと…
こどもが騒いで「HOT SPRING?」とか言ってました。
間欠泉の周りには簡易的なロープしか張っていますが、風の強い日などは100℃近い熱水がかかる危険性があるので注意が必要です。
こんな感じで待っていると…
ブグシャアアアアアアアアアア!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおお!!
って感じ。
5分くらいすると、また同じことが永遠に起きます。
3、4回くらい見ました笑
ただお湯が出ているだけで何が楽しいんだって思うかもしれませんが、一度行ってみてください。
うおおおおおおおおおおおおおおお!!
って言いたくなりますから。
少し移動して、休憩スポットで昼食タイム!
木の造りがオシャレなカフェで一休みです。
無心でサンドイッチをほおばる僕。
アイスランドは物価がとても高いんです。
500mlのミネラルウォーターが安くて300円します。
下手すると日本の業務用スーパーに30円で売ってるお水が。
けれど、アイスランドの水道水は消毒など手を加えておらず、ミネラルをふんだんに含んだ綺麗な水なんです。
蛇口をひねれば、常にそのまま飲めます。(温水は硫黄の匂いがしますが)
つまりミネラルウォーターを購入する人はほとんどいません。我々観光客だけ。
そして食事はもう何処へ行っても肉や魚が高いので、昼は大体サンドイッチでした。
それでも日本のカフェで1000円程度で販売しているセット的な物が、2000円くらいします。
本当に食費はぶっ飛びます。
なのでアイスランド旅行には、缶詰や野菜を持っていき調理する方も多いです。
予算の関係等で特に食事に拘りがなければ、ホテルをキッチン付きの物にして済ませるとかなり経済的です。
私たちも夕食は結局ホテルで済ませました。
旅の楽しみと言えば食事ですが、今回は自然観光でお釣りがくる位なので予算配分を考えました。
ただ日本からの持ち込みに関しては、下記の通り注意が必要です。
確認していきましょう。
下記の表に明示される組み合わせの範囲内での無税持ち込み可。
(1)酒類(20歳以上) 下記の組み合わせの範囲内で持込み可能 ・ 蒸留酒1ℓとワイン1ℓとビール6ℓ,又は, ・ ワイン3ℓとビール6 ℓ,又は, ・ 蒸留酒1 ℓとビール9 ℓ,又は, ・ ワイン1.5 ℓとビール9 ℓ,又は, ・ ビール12 ℓ ※蒸留酒:アルコール分21%を超えるもの ※ワイン:アルコール分21%以下で,ビール以外のもの
(2)タバコ(18歳以上) 下記の範囲内で持込み可能 ・ 紙巻きタバコ200本,又は, ・ その他タバコ製品250g
(3)食料品 食料品については、ISK25,000以内・3kgまでの範囲で持込み可能。 未調理の肉類・肉製品(ハム、ベーコン、サラミ等の加工品を含む)生乳・生卵等は持ち込み禁止となります。
アイスランド航空 出発にあたってより出典
http://www.icelandair.jp/beforedeparture/
腹ごしらえをすませて出発!
圧倒的な水量!グトルフォスの滝
そしてゴールデンサークルツアーのクライマックス!
『グトルフォスの滝』です。
豪快に流れ落ち続けるこの滝は滝幅70m!!
水しぶきが太陽光に照らされ、金色に輝いて見えることから『黄金の滝』と形容されています。
グトルフォスというのは、アイスランド語で「黄金の(Gull)+滝(foss)」という意味!
バス内の音声ガイドで流れていた説明によれば『氷河期時代から絶え間なく流れ続けており、数千年もの間流れ続けている滝』だそうです。
歴史とスケールが桁違いですわ。
そして熱いポイントとしては、滝に結構近い場所まで下りていけるという所。
滝の水量が凄すぎて、しぶきというより雨を浴びている感じで道を歩いていきます。
バシャアアアアアアアアアアアアアアアアアア
って通る人が皆、水をまるかぶりで最早笑うしかない。
いやあ近い!
ドオオオオオオオオオオオオオオオ
なんて濁点では到底表現できない擬音で、圧倒的な量の水が流れていきます。
この『自然の中にいる』感覚をアイスランドでは何度も味わいました。
こんなスケールの大自然を、間近で見られる感動…
アイスランドに来て、明らかに感じた日本の観光地との違い
それは、自然の中に人がお邪魔をさせてもらっている感覚。
日本といえば観光客を呼ぶ為に道や建物を綺麗に整備し、自然を安全に楽しめる様ロープや手すりで安全対策が為されています。
しかしアイスアンドは違います。
自然が、あるがままの状態で残っています。
勿論人が多い箇所には安全策は取られていますが、一歩道を外すともうそこは手つかずの大自然。
切り立った崖、豪快に水が流れる滝つぼ、人の進入を拒む険しい悪路
少しでも油断をすれば、そこには死が待っています。
そう、ここは自然の土地なのです。
そこに私たちは、お邪魔をさせてもらっているだけ。
だからその雄大な自然に人々は心を打たれる。
これが今回、旅をして一番感動した事でした。
早くもまとめてますが、まだ1日目!
次回は、より壮大な自然を感じるアイスランド南部の様子をお届けします!
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