季節はすっかり冬で、毎日寒い日が続いている。
皆さん、冬のアウターはどんな物を着用しているだろうか?
僕は3年前に良いダウンが欲しいと思い、最終的に 水沢ダウンにいきつきいた。
これが最高に暖かく、機能性抜群。
このダウンは、僕が探していた全ての要素を持っていた。
そんな水沢ダウンを4年間使ってみた使用感や、経年変化具合を紹介しよう。
【DESCENTE】水沢ダウンとは?
【デサント公式】水沢ダウンジャケット”シャトル”| デサントオルテラインサイト | DESCENTE ALLTERRAIN
デサント公式HP 水沢ダウンページより引用
デサント社が販売しているダウンシリーズです。岩手県の奥州市(旧水沢市)の澄んだ水を利用し、同社の職人さんたちが丁寧に仕上げたダウン。
2010年のバンクーバーオリンピックで日本代表選手団のオフィシャルスポーツウェアとして採用され注目。
通常ダウンジャケットといえば生地の縫い目が膨らみ、なだらかな凸凹ができる。
しかしこの水沢ダウンは熱圧着とシームテープによって、シームレス構造を実現。
水分の進入を防ぐとともに見た目がスッキリした印象になり、尚且つ高い耐水性と気密性が生まれている。
少ないダウン量でも 高い保湿性があり、裏地に採用されているHEAT NAVIにより 抜群の保温力を持っている事も特徴。
フロントのジッパーは2列構造になっており、高まり過ぎた衣服内の熱気と湿気をメッシュ生地の特性で逃すことが可能になっている。
そしてフード後頭部についたダイヤルを回すと、フードのフィット性を高める事が可能。
【DESCENTE】水沢ダウン 実際の着用感想
とにかく暖かい
とにもかくにもこれだ。
本当に、最高に暖かい着心地。
始めて着用した感想は『羽毛布団に包まれている感覚』だった。
真冬で気温が5度程度でもインナーとシャツ又は薄手のニットの上から着用すれば、そう寒さを感じる事は無い。
入浴している際、手や足だけお湯にふれずに出していると乾いて寒くなってくる感覚が想像できると思う。
明らかに湯舟内の体と、手先で温度がハッキリ違う感じ。
ダウンを着ている部分と、それ以外の部分で明らかに世界が違う感覚になるのが特徴。
それだけ、ハッキリと暖かさを感じる。
中に分厚めのニットやパーカーを着ると、室内などへ入った際は逆に暑いと感じるかもしれない。
ザっと取り出し袖を通して前のジッパーをしめるだけなので、気分的にも楽で尚かつ暖かい。
真冬のアウター選択肢が一気に絞られ、本当に重宝している。
ダウンといえばデザイン性よりも、まず暖かさを選択理由に挙げる事が多いアウターだと思う。
もう冬は、この水沢ダウンだけあれば良い。最高だ。
シルエットがスマート
この水沢ダウンのもう一つの特徴はシルエット。
ダウンと言えば暖かさ重視で、シルエットはどうしても膨らんだ印象が多い。
ダウン選びはボッコッボコしたシルエットでも、暖かければいい!という感じになりがち。
しかしこの水沢ダウンはシームレス構造(縫い目が無い)なので、見た目がかなりスマート。
ダウン特有の膨らみ感が感じられない。
実際に着用してみよう。
こちらは白シャツを着てダウンを羽織った状態。
膨らんだ感じが無く、シルエットがキレイに見えるかと思う。
フロントのジッパーを上げると、こんな感じ。
僕の場合はバックパックを背負っている。こちらは真横からと後ろ姿。
シルエットがスマートだと、カバンも様々な物に合わせられそうだ。
正直ダウンにバックパックは、コーディネートとしてはイマイチ。
しかし個人的にトートバッグが好みではなく、活動的に動きたい僕としては、バックパックを選択している。
背負っているのはアークテリクスのバックパック、グランヴィル。
こういった感じよいアウトドア系のプロダクトであれば、自然に調和してくれるので違和感を感じない。
バックパックがサイジングを崩してしまうという事であれば、こういったサコッシュも選択肢の一つとして有りだと感じている。
サコッシュであれば、背面の膨らみを無くして野暮ったさを軽減できる。
ダウン内に背負えるので、スマートに見せることが可能だ。
もちろん移動時や使用するタイミングがあれば、ワンタッチで取り外すことが出来るので、かなり便利だと思う。
ちなみに使用しているのはこちら、BRIEFINGとDENHAMのコラボサコッシュ。
日常使いにかなり便利なプロダクトだ。
フードを被ると、かなり暖かい。
ジッパーを上までしめると、丁度鼻の下あたりまで生地がくるイメージだ。
口周りが隠れ、真冬でも暖かい。
そして後頭部のダイヤルを回すと、フードが収縮していき頭にフィットする。
もうここまでくると鼻もすっぽりと収まって、かなり無敵な状態に。
【DESCENTE】水沢ダウン シャトルを3年間着用した後の状態
という事で丸4年間実際に使用し、今年で5年目に突入するシャトル。
4年間使用するとダウンはどうなるか、写真と共に紹介しよう。
まず、僕の使い方だ。
【使用スペック】
水沢ダウンジャケット”シャトル”
Mサイズを使用
身長171cm 体重61kg
【使用環境】
・毎年11月後半から2月後半まで着用
・着用は勤務時プライベート問わず、週3日程
・ほぼバックパックを背負って着用
・雨には濡れない様にしていた
・4月には毎年クリーニングに出し、その後カバー保管
という感じだ。物は大切に使うタイプなので、値段が高かった分丁寧に使っていた。
ただ、4年経つと様々な所が摩耗してくる。
それぞれの部位を見ていこう。
これが前身ごろの部分。特別大きく汚れやスレは見られない。
アーム部分のデサントロゴ。
生地とロゴの色味が同一な所が、大人っぽいイメージを出してくれる。
まずは首回りの部位。やはりフードの顔周り部分や口にあたる部分周辺は白くスレている。
ちょうどデコルテ部あたりも、全体的に白くなっている印象。
そして3回のクリーニングを経て、オルテラインの英語の表記も一部剥がれている。
しかし、近付いて注意して見なければわからない程度かと思う。
フードの部分も見てみよう。
後頭部はフードを被らず着用していると、丁度首の部分と後頭部分で生地同士が擦れる箇所。
ここもうっすらと白くなっている。守ってくれている部分なので当然かもしれない。
フードの縁部分は、白さが少し目立つ。
下がっていき、背中部分。
シームレスの膨らみがある部分は、少し白い印象。
では前に戻ってこよう。続いて肩の部位。
ここは見た目で結構わかるくらいに、肩の部位だけ白くなっている。
日々バックパックを背負っているので、常に摩擦が起こる場所。
今回チェックしていて、ここが一番のダメージと感じた。
脇の部分も、腕を動かせば常に擦れる。
特に白く目立っている様子だ。
袖部も割と目立って白くなっている。
手を洗ったり物に触ったりして、擦れる事が多い箇所。
バックパックを肩から下ろす際も、どうしても擦れる箇所だ。
裾の部分も擦れが目立つ。
バックパックも当たっており、電車の座席にも常に触れている部位。
見た目も、白くなっているのがわかると思う。
首があたる、中の部分にいってみよう。
ロゴプリントの上、ネッククッション部にあたる綿箇所。
購入時は上を向いていたが、今は垂れ下がってきている。
ここは直接肌に当たる場合がある部分なので、ケアはマメにした方が良いかと感じた。
襟部の内側。
ジッパーを上げると口や顎にあたる部分なので、ここも汚れてくる。
中に着ている洋服の繊維とも擦れ、劣化しやすくなるのではないだろうか。
という事で戻ってきた。
各部位は目立つが、まだまだ充分着られる。
あと同じくらいの年数は着たいと思っている。
暖かさはやはり随一なので、欲を言えば10年は持たせたい。
価格は88,000円(税別)と、購入に対して少し考えてしまう価格帯。
けれど安いダウンを買って2、3年でダメにして新しいのを買うより、信頼できる技術と防寒性を持ったこのダウンを長く着て冬を楽しみたいと思ったので、僕は購入した。
かなり満足しており、これからも着続けたい。良い買い物をしたと思っている。
いかがだっただろうか?水沢ダウンの魅力と経年変化について紹介してみた。
是非今年の冬は水沢ダウンを着て、いつもとは違う感覚で冬の街を歩いてるのはいかがだろうか。
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