こんにちは、kumaです。
時間が経つのは早いものです。
外は寒く家の中でゆっくり過ごす事も多くなるこの季節。
時間がテーマのおススメ名作映画5選
紹介していきます!
何故、時間物は万人に受けるのか
時間を題材にした作品はつまらなかったという感想をあまり聞く事がありません。
どんなに有名でなかったり脚本が作り込まれていなくても、ある一定の面白さは確保されている気がします。
その理由の一つとして
「時間を行き来するという行為が、皆の共同幻想だから」
という事が挙げられます。
例えば
ロボットのパイロットになり地球を救う!
という作品は
ロボ好きじゃない人
地球を救う程頑張れない人
SFなんかに興味が無い人
には響きません。
魔法を使いファンタジーの世界で王子を助ける!
という作品は
魔法は別に使いたく無い人
王子を助けたく無い人
ファンタジーに興味が無い人
には響きません。
しかしどうでしょう。
時間という物は常に皆の意識に存在する人類共通の物です。
今までの体験は時間の線上にある為、誰にでも何かしらの思い出に当てはまります。
その中でも
過去に戻って恋人とやり直したい
自分の生まれた理由を知りたい
未来の進んだテクノロジーの世界を見てみたい
など、大なり小なり誰にでも
過去の失敗や楽しかった時をやり直し
未来の自分や世界を見たい
という思いがあるのです。
共通の思いを映画に重ねて、非現実感と高揚感を味わう。
これが時間物がウケる理由だと考えます。
タイムトラベル、スリップ、リープの違いとは?
何となく使ってしまいますが、それぞれ意味が違います。
これを理解して作品を鑑賞すると、より楽しめますよ。
タイムトラベルとは
機械であったり何らかのシステムを使って時間を移動する方法の事です。
例えば、タイムマシンを使って時間を移動したりが代表的な例でしょうか。
ドラえもんのタイムマシンがわかりやすいですね。
自分の体のみでは不可能な方法です。
タイムスリップとは
事故や自身の意志に反して起きた事象の影響を受け、時間を移動する事です。
例えば、『バナナに滑って転んで気がついたら過去に移動していた』とか
『曲がり角で人とぶつかって未来に移動した』とかですかね。
自分でコントロールしている訳では無いので、アクシデントという感じです。
タイムリープとは
自身の中にある特殊能力で時間を移動する方法の事です。
急に『自分の意志で未来に行けるようなった』とか
『特定のワードを唱えると時間を行き来できる』等です。
自身の能力なので、自由にコントロールできる事が多いです。
これを観よう!時間がテーマのオススメ作品
バック・トゥ・ザ・フューチャー
皆さんご存知バック・トゥ・ザ・フューチャー
タイムトラベル物の大定番です。
スティーブン・スピルバーグ製作総指揮、ロバート・ゼメキス監督が手がけ大ヒットを記録。
高校生のマーティ・マクフライと、科学者のドクがデロリアンで時代を行き来するSFアドベンチャー。
シリーズは3まで製作されていますが、映画のシリーズ物で珍しく三作品全て良作という素晴らしさ。
時間要素は勿論の事、伏線回収のストーリー、メカニック、残酷やエロシーン無し、胸高鳴る音楽と、長年愛される理由がわかるこの作品。
子どもから大人まで。家族や恋人と、何度観ても毎回楽しめる事が最大の魅力でしょう。
公開当時の未来描写と現代を比べてみると、形を変え実現している物などもあり
そんな点を探し出してみるのも面白い大鉄板シリーズです。
ミッション:8ミニッツ
以前の記事でも紹介をした、ジェイク・ギレンホール主演。
列車の中で爆弾犯を捜す主人公の活躍を描いたSF作品です。
8分間で犯人を見つけなければ爆発という設定のもとに緊迫したやり取りが続く中で、何度も時間を迎えてしまい真犯人は捕まえられません。
この映画の肝は犯人を捕らえる事ではありません。自分の運命の果てをわかっていながら
残された時間をより良い物にしようとする主人公の行動が、観る人の心を温かな物にします。
物語の途中で停止した時間を表すシーンがあるのですが、何とも美しい描写で感動します。
サスペンスではありますが、ヒューマン要素も入っている良作ですよ。
バタフライエフェクト
ほんの僅かな差異が、未来に予測不能な大きな違いを与えるというカオス理論を題材としたサスペンス。
タイトルの『バタフライ・エフェクト』とは、「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」という意味。
愛する人を救う為に、過去を書き換えようとする主人公の活躍を描く。
常に最善の未来への選択を迫られる主人公の苦悩や、クライマックスが常に続く様な脚本で物語は進んでいく。
苦悩の果てに主人公が決断したラストこそが、物語を締めくくる大きな選択になっている。
様々な時代を遡り、未来に及ぼす影響を楽しむ作品です。
恋はデジャ・ブ
天気キャスターのフィルは2月2日に行われるGroundhog Day の取材をする為カメラマンと女性プロデューサーの3人で田舎町に滞在。
最中に吹雪の足止めにあいホテルで眠りにつくが、そこから2月2日を繰り返してしまう。
同じ日を繰り返す事がわかってから、フィルは様々な事をしますが何も変わらずまた2月2日に。
人生やに周りの人に対しての考え方が少しずつ変わっていく所から物語は少しずつ動き始めます。
時間に対しての気付きを与えてくれる温かな良作です。
アバウトタイム・愛おしい時間について
主人公は20歳になったある日父親に呼び出され、自身にタイムリープの能力がある事を知らされる。
ジャケットを観ると一見ラブストーリーかなと思いがちです。しかし主人公を取り巻く友人や家族との愛について、タイムリープを絡めて描いた温かな作品となっています。
イギリスが舞台で同地域俳優も多い為ブラックなジョークも織り交ぜつつ、恋の話や親子愛ありと見ていて飽きない展開で話が進みます。
音楽もかなり良いのでサウンドトラックも合わせてオススメ!
誰にでもある様な日常こそ素晴らしいという事を教えてくれる。
観たあとにホッとでき、明日の自分と周りの人を大切にしたくなるハートフルな作品。
時間をテーマにした映画が教えてくれるもの
時間を繰り返したり好きな時間に移動すると気付くこと。
1日の素晴らしさや、あの時こうしていればという後悔の念。
そう立ち止まるきっかけが無ければ、私達も大事な事に気付けず日々を過ごし続けてしまうかもしれません。
この一瞬はもう二度とこない。
そう思えば、毎日の生きる意味や考え方が変わるきっかけになるかもしれませんね。
自分を少しだけ見つめ直すきっかけに。
そんな作品を見つけてみてはいかがでしょうか?
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